真剣

yukamarch2006-09-23

社会見学で広島平和記念公園と資料館に行きました。


私のクラスの子どもたちはほとんどの子が、
8月6日8時15分のことを知りませんでした。


資料館見学では、事前にピースボランティアの方にお願いして
資料館を案内して頂きました。

普段は平気で「きもい」「わからんし」なんて言葉をはき出す子たちも
ピースボランティアの方の話に聞き入っていました。
簡単にそういう言葉をはき出せる場所ではないことを
感じ取ったのかもしれません。


私は今回で3回目でしたが(新しくなってからは2回目)
一歩足を踏み入れると、なんかこみあげてくるものがありました。
特に今回はボランティアの方の話があったので、
ただ自分が歩いて見るのとは違ってほんとによくわかりました。


子どもたちもほんとに真剣。


他の小学校が資料館に入ったら自由にされているのに比べたら、
ピースボランティアを頼んでよかったな…と思いました。


ただ見て歩いても、目の前にあるものと今を比較するだけで、
その背後にあるものを考えるまでには達さないと思うので。
…てか私でもわからないのに10歳にとっては難しいよね。


案内が終わり、資料館を出て原爆死没者慰霊碑の前に
子どもたちを連れて行きました。
そこでピースをして写真を撮っている人がいました。
すると、ある男の子が
「なんで、こんなとこで写真とっとん?」
って私に言ってきました。



「この人お墓の前で写真撮ってる。」って感覚だったんだと思います。


私も昔は、観光の気分で写真を撮ってた人間だと思うと、
この子の感覚のすごさに、感服。


それぞれの子が何を感じ取ったかは、また火曜日にわかるかな。